チベットからネパールへの移動方法。　@チベット自治区　ネパール

無事にネパール入りしました。

シガツェ/日喀則→ラツェ/拉孜→ペイパー→ティンリ/定日（泊）→ペイパー→ニラム/聶拉木（泊）→ダム/樟木→（中国とネパールの国境地帯）→コダリ→カトマンドゥ

　

【ギャンツェ】

ネパールへ向かう前にシガツェから車で2時間弱の所にあるギャンツェへ。旅で知り合ったOさん推薦の場所。近距離に建つ城と寺。寺は丘に囲まれ、城は独立した丘の上に建つ。ファンタジーの世界。ここすごいぞ。自分がここに居るという事が信じられなくなる。内部を見てまわるより、外から見てまわる方がいいぞ。チベットに来て何度も現実感を失う光景に出会う。ホントにここは地球か？？

●シガツェ→ラツェ　50元　ランクル3時間

シガツェから中国人顔を生かしてバスチケットの入手を試みるが、目的地の発音（日本語読み”ダム”現地読み”ザンムー”）を知らず、日本語読みしてしまい、見破られ、入手できず（準備不足）。次の日、運良くシガツェでタンカ開帳を見る。その後ヒッチ開始。1時間後、旧式のランクルをヒッチ。早い早い。全面舗装路。

●ラツェ→ティンリ　60元　バス3.5時間

3度目の町ラツェ。ここの検問先でアリ行きとネパール行きの別れ。迂回して見つかるよりはと検問前を普通に歩いて通る。パスポートチェックのみで突破。ちなみにラサ、シガツェ以外はパーミットが必要。ネパールへ抜けるルートは、その様に言えば通してもらえるらしいという情報。ラツェは未確認やった。パーミットっち本当に必要なんかの？？ネパール行きのゲート前にとまっておったティンリ行きバスを運良くつかまえる。途中バス悪路にはまりそうになるが、乗客の力で脱出。逆光でシルエットになった乗客たちの喜ぶ姿、美しい。。バスはどんどん高度を上げる。

ティンリで、バスで一緒やった中国の人と3人で宿に泊まる。ティンリから南へ向かうとチョモランマが見れるベースキャンプへ行けるが、今回は見送る。

●ティンリ→ペイパー　無料　トラクター15分

ティンリはメインロードから7km外れておる事を知らず（準備不足）。通り過ぎてしまったメインロード沿いの小さな町ペイパーへ戻る。最初は徒歩で、途中でチベタンのトラクターに拾ってもらう。感謝。初トラクター。

●ペイパー→ニラム　150元　ランクル3～4時間

ペイパーで車をヒッチすること2時間半。食事休憩にとまった最速ランクルをつかまえる。チベットの運転手と若い夫婦。旦那さん最初渋るが、奥さんに説得されOK！嬉しかった。運転手飛ばす飛ばす！こりゃすぐニラムに着くぞ！と思っとったら、休憩で寄った途中の町の人たち（主に公安の方）とマージャンを始める。3時間後再び発車。夕方ニラム着。

ニラムの宿に泊まる。インドからの巡礼者で宿一杯。お香の香り。異国近し。

●ニラム→ダム（中国側国境の町）　20元　乗り合いミニバン1.5時間

乗り合いミニバン拾う。川沿いを高度を下げながら走る。段々蒸し暑くなる。ダムすぐに到着。山肌にへばりつく様にできた町。なかなかいい町。ネットで情報収集と書き込み。闇両替屋で両替。後で知ったが、めちゃめちゃレート良し。1元=9.4ルピーで換金。カトマンドゥでは1元=8.78。全額両替しときゃよかった。無事出境。

●ダム（中国側国境の町）→コダリ（ネパール側国境の町）　徒歩2時間

山道を歩いてくだる。タクシーが出ておったが、歩いたほうが面白い。予想以上に疲れてヘロヘロになる。久しぶりの緑の香りと湿気。

●コダリ→カトマンドゥ　190ルピー（約300円）　バス6～7時間

入国直後にバス発見、バス発見と同時にバス出発、車体の上に人が乗る、車内は荷物で満杯、この時、色々な事が同時に起こり、笑ってしまう。もう訳がわからん。途中の町で一泊せないかんと思っとったが直接カトマンドゥ入り。予想以上のスピードでシガツェからカトマンドゥへ。途中、兵士を多く見かける。（国王派と反対派が対立しており、現在は休戦中らしい。）かなり疲れた。

カトマンドゥは観光客たくさん。資本主義の入り込んだ大きな町。雑然としておるが、ほっとする。世界有数の沈没（長期滞在）地帯やな。中国式の整然とした町は少し恐い感じがした。チキンクリームカレー最高やった。チベットでパンパンやったお菓子の袋がここではしぼんでいた。かなり高度低いぞ。今日は旅お休み。