レーでバイクをレンタルし、延べ3週間ほどラダック中をツーリングしましたので、情報を残しておきます。(2018年8月)
今回は「レーからヌブラ渓谷のバイク旅 後編」です。
① バイクの旅とラダックの道 バイク旅の概要とラダックの道の状況を解説。 |
② レーでバイクのレンタル レーでバイクを借りる方法を解説。 |
③ バイク旅の準備・装備 バイクのチェック、ガソリン、装備、パーミットの解説。 |
④ パンゴン湖のバイク旅 レーからパンゴン湖への行き方。 |
⑤-1 ヌブラ渓谷のバイク旅【前編】 レーからヌブラ渓谷への行き方。 |
⑥-1 ザンスカールのバイク旅【前編】 レーからダー・ハヌーを経てカルギルへの行き方。 |
⑥-2 ザンスカールのバイク旅【後編】 カルギルからランドゥムを経てザンスカールへの行き方。 |
⑦ ツォ・モリリのバイク旅 レーからマヘを経てツォモリリ湖への行き方。 |
【番外編】バイクで転倒し無料病院に行った話 インドの病院で足を縫ってもらった話。 |
後編の始まり
この記事は後編です。
まだの方は前編からどうぞ。
ラダックの走り方⑤-1 ヌブラ渓谷のバイク旅 前編 レーからヌブラ渓谷のツーリングを記事にしました。 |
合流地点からディスキットを経てフンダルへ 27km
【この地図はキャプチャー画像です。googlemapはこのページの下に埋め込んでいます。】
合流地点を出発し、ディスキット方面に向かう。
【一直線の道 帰りにとった映像】
【右手にヌブラ川方面の深い谷が見える】
合流地点から15kmほどでディスキットに到着。
ヌブラ渓谷の中で一番大きな町。
食堂、商店、宿がたくさんあるので便利です。
【ディスキット】
宿情報はこちら。
ヌブラ渓谷の宿情報 フンダル・スムル・ディスキットの宿情報 |
【ディスキット・ゴンパ】
ディスキットの見所はディスキット・ゴンパ。
入り口でバイクは20Rs払い入場。急な坂をゴンパまで上れます。
ゴンパの向かい側に巨大な仏像があり、そこの丘からディスキット・ゴンパ全体を見渡せます。
【ディスキット・ゴンパからフンダル側の谷を望む】
このゴンパからの眺めが最高!
ディスキットの中心地からさらに1km先にガソリンスタンドがあります。
場所は下のgooglemapを参照されたし。
合流地点の修理屋さんと同じく、看板などは全く無く、屋根すら無い野ざらし状態。
あるのはポンプの設備のみ。
ミニマリストガソリンスタンドである。
【フンダル側からとったガソリンスタンド。※ディスキットから行く場合は左手にあります。】
ここだけでもかなりの辺境感を味わえるのでは。。。?
【ガソリンスタンド】
設備は古いが、くるくる回るメーターはちゃんと動いていた。
ちゃらちゃらした若いお兄さんが店員だが、意外と真面目であった。
パドゥム(ザンスカール)のガソリンスタンドではさらなる衝撃を受けたが、それは後ほど記事にします。
ディスキットから8kmほど走ると、砂丘で有名なフンダルに着きます。
【山側からとったフンダル】
フンダルの本体は写真手前を横切るメインロードから奥。林になっている部分です。
なかなか広い村ですが、メインロードからのちゃんとした道は、村の端の2カ所しかありません。
途中にも1カ所ありますが、石の浮いたダートの急な坂で、経験者でないとバイクでの上り下りはしんどいと思う。
外部から隠されていると言った方が正確か。
バイクで行くと、村へのアクセスが分かり難い場合が多かった。
【フンダルの砂丘】
入り口手前でバイクの入場料20Rsを支払う。
ラクダには乗らなかったが、砂丘を歩いたりと意外と楽しめました。
インド人のおっちゃんらが無邪気にはしゃいでいて可愛らしかった。皆元気が良い。
延々と砂丘が続いているのではなく、所々砂丘といった感じです。
【フンダルで泊まった宿】
フンダルの村には、宿がたくさんありますが、総じて宿代が高かった。
その中でも比較的良心的な宿。
ここは料理が非常に美味しかったです。
宿情報はこちら。
ヌブラ渓谷の宿情報 フンダル・スムル・ディスキットの宿情報 |
フンダルから辺境の地トゥルトゥクへ 81km
フンダルからトゥルトゥクまで片道81kmありますが、ほぼ全て舗装された道なのでペースを上げることができます。
自分の場合、フンダルから日帰りで行きました。
特に、空軍基地周辺の道は道幅も広く、とても走りやすかった。
【途中の景色】
谷底の道をひたすらトゥルトゥクに向けて走る。
【交通量もあまり無く、寂しい雰囲気】
ボグダンという村が途中にあり、ここら辺に来ると人が急に明るくなる。
村人の明るさは、イスラム圏特有の明るさのように感じた。
険しい自然の中に生きる人々の笑顔。
何だかちょっとほっとする。
子供らのハイタッチ攻撃が凄い。
少々危ないのでハイタッチより運転に集中されたし。
こらー、いてーよ!
【いよいよ辺境感が増してくる】
それにしても、こんな所にまでアーミーの基地がポツポツとある。
ああ、パキスタン近し。
トゥルトゥクの16km手前に橋があり、ここに3回目のチェックポストがある。
チェックポストでパスポートとパーミットを提出。帰りはノーチェックだった。
場所はgooglemapを参照されたし。
ここに来るまでに、橋が2つあり、橋の床板は木製。
非常に頼りない橋だった。
そこをアーミーのでかいトラックが通るのだから、こいつはいつ落ちてもおかしくない。
しかしこれは勢いで行くしかない。先に進むしかないんです。
と自分に言い聞かせ、思い切って橋を渡る。
※インドでは橋や基地など重要施設は撮影禁止なので注意されたし。
そしてトゥルトゥクに到着。
トゥルトゥクからパキスタンまでは、わずか12km。
【トゥルトゥク】
トゥルトゥクの村の本体もメインロードから離れた、山側へ少し登った所の平地にある。
バイクでの行き方は、村を通り過ぎた所に小川があり、
その川沿いの道を上ると、駐車場があるという話を聞きました。
※自分はメインロードから小道を歩いて登ったので、駐車場までは行ってません。
小さな村ですが宿や食堂があります。
ここではイスラエルの文字が目立っていた。
ダラムコットやオールドマナリでもイスラエルの文字を多く見た。
彼らは本当にチルな場所が好きだ。
天気がいまいちだったせいで、あまりトゥルトゥクを楽しめなかったのが残念だった。
場所は戻って、合流地点からスムルへ 15km
ヌブラ川方面の谷も見ておきたいと思い、合流地点から北上し、スムルへ行く。
しかしスムルまでの道は、谷を見渡せず、あまり眺望が良くなかった。
その先、パナミック方面の景色は良いかもしれないが、行ってないので不明。
スムルまで小さな村が2つありました。
村の中は減速帯があるので注意されたし。
【スムルの中心】
スムルも小さな村。
村の中心には食堂や商店がほんの数件あるのみ。
村はメインロードから山側にあるゴンパまで長く続く。
ゴンパも含めこれといった見所は無いが、村人達はとても親切。
宿もいくつかあるので宿泊には困らないと思う。
ところで、、、
スムルの夜道を歩いていたら、ゾ(ヤクと牛のあいのこ)に轢かれそうになった。
昼間はのんびり草を食べとるのに、夜になると急に活発になり、忍者のように疾走する。
人が走ってくる音が聞こえたので、後ろを振り返ったら、
角を持った黒くて巨大な物体が、えらいスピードで迫ってきていた。
なんとか避けられたので良かったようなものの、
これ、ぶつかったら交通事故と同じですよ。
黒い軽トラがぶつかってくるようなもんです。
あの世行きですよ。
轢かれてたら今頃ここで記事を書いているのはゴーストライターですよまったく。
危ない危ない。
この村で一番印象に残ったのが、ゾですな。
ラダックの夜の散歩は注意が必要です。
でもかわいいやつらです。
スムルで宿泊した宿情報はこちら。
ヌブラ渓谷の宿情報 フンダル・スムル・ディスキットの宿情報 |
ヌブラ渓谷で走った全ルートです。
ヌブラ渓谷の後編おわり。
次は バイク旅 ザンスカール編 に続く!!
コーヒーでもおごって頂けると嬉しいです
この記事を書いた人 : タミオー / Tamioo 旅が人生。なるべくお金を節約し世界の隙間をふらふら生きる。読み手を選ぶ狂気の旅日記本「タミオー日記」の作者。旅マンガも描きます。 タミオー日記 : www.tamioonews.com 旅マンガ : インスタ tabi.koma で検索! ツイッター : @tamioonews |
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