自力でカンボジアのアライバルビザを国境で取得した場合、3ドル分の賄賂を要求されるという噂の絶えないポイペト国境。その噂は本当なのか？
実際に行ってきました。（2024年3月）
バスについて
バスはバンコクのカオサンにあるトラベルマート「Travel Mart」というツアー会社。
サイトhttps://www.travelmartbangkok.com/en/transit/contact
ナイトバスもありますが、夜中に国境を越える事になるのが不安だったため、朝8時出発のバスで行きました。シェムリアップには夕方到着する事になります。
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●チケット：1250B ●お菓子・水・食事付き ●Wifiあり ●8時出発〜16時半到着 |
カオサンにある他の旅行会社にもいくつか聞きましたが、トラベルマートが一番安かったです。
▲トラベルマートの場所
以前はタイの国営「TRANSPORT」がモーチットから運行していましたが、コロナ禍の影響で廃止になったようで2024年3月にはありませんでした。750B程度で乗れたようですが、今はそんな安いものはありませんでした。
カンボジアのビザについて
カンボジアの30日観光ビザを取得する方法は以下の3つです。
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●国境で個人でアライバルビザを取得：30ドル ●ネットでeビザを取得：36ドル ●トラベルマート代行申請でアライバルビザを取得：40ドル |
悪い噂が絶えない国境越えですが、うまく頑張れば一番安く済みそうな「個人でアライバルビザを取得」をチョイスしました。要求された時のために100Bを予め準備しておきました。
アライバルビザ取得に必要なもの
国境到着時に個人でアライバルビザを取得する場合、必要なものは以下です。
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●カンボジア入出国カード：2枚 出発時にトラベルマートでもらえます ●ビザ代：30ドル バンコクでバーツからドルに両替しドル札で持っていきました ●写真：1枚 サイズ指定はありませんでした ●パスポート |
バンコクから出国まで
8時出発ですが、1時間前にトラベルマート集合と言われたので、7時少し前にトラベルマートに到着。
数日前に予約購入しておいたチケットとパスポートを提出し、チェックインします。
この時、受付の人に「自分でアライバルビザの手続きした場合、状況によっては36ドル以上かかる可能性がある」「入国手続きが遅れた場合、バスがあなたを置いて行ってしまう可能性がある」など、さんざん脅されます。
36ドルもかかるならと、代行申請を頼んでいる人もいました。まあ安心料みたいなものだと思います。どちらを選ぶかはあなた次第です。代行申請を頼んだ人は首からVIPカードを下げてました。
自力でアライバルビザをとる人もポツポツいました。
カンボジア入出国カードを2枚渡されるので、見本を見ながら内容を記入します。2枚とも全く同じ内容です。ボールペンを予め準備しておいた方が良いです。
▲入出国カードの見本。トラベルマートにて撮影。
乗客は総勢20名くらいで、日本人観光客もちらほら居ました。
8時頃バスガイドさんに先導され、バスが停まっている場所へ移動します。徒歩10分ぐらいです。
▲バスに乗り込みます。
▲全く期待してなかったが、Wifiはちゃんと繋がりました！
バスガイドさんが英語で色々と説明をしてくれます。あまり理解できなくても、まあ何とかなります。
水とお菓子とアメ、首にかけるカードが配布されます。
▲首にかけるカード
10時頃、トイレ休憩で止まります。
この時に食堂で昼食が配られました。昼食には早かったのですが、バスの中で食べたくなかったので、その場で食べました。
▲昼食のエッグパッタイは麺がモチモチで旨かった！
その後バスは順調に走り、12時半頃タイ側の国境に到着。
貴重品だけ持ってバスを降ります。カンボジア側でも引き続き同じバスなので、その他の荷物は置いていきます。
バスを降りたら、トラベルマートの現地社員さんも合流します。この人は国境での手続きを世話してくれます。
バスガイドさんと現地社員さんの後について歩いていきます。案内をしてくれるので非常に楽ですね。
▲みんなで移動します。
▲タイの出国はもう少しです。
▲タイの出国手続きは2階です。
列に並んで出国スタンプを押してもらったら、階段をおりてカンボジア側へ向かいます。
カンボジアに入国
▲カンボジア側へ向かう。
国境中間地点にある橋を渡ったら、右側に横断して、カンボジアのイミグレ建物の2階に入ります。
▲カンボジア側のイミグレ。
以前はアライバルビザ専用の建物があったようですが、現在は入国審査と同じ建物になっています。
階段を上がるとすぐ左にアライバルビザ用のカウンターがあり、そこで写真1枚、パスポート、30ドル、入出国カード1枚を提出。それ以外に必要書類はありませんでした。
そして数分後、すんなりビザを貼られたパスポートを返却されました。
賄賂を要求されるかと思っていましたが、全くそんな事はありませんでした。国境付近の建物が一新され、悪しき習慣も無くなったようです。
トラベルマート社員さんがこのカウンターで色々と世話をしてくれます。非常に親切で明るいおじさんでした。
そのままカンボジア入国審査の列にしばらく並んで、係員にパスポートと入出国カードの残りの1枚を提出。指紋と顔写真を取られ、入出国カードとパスポートにスタンプが押され、入国完了です！
自力でアライバルビザを国境で取得した場合でも、ワイロ要求なしで非常にスムーズに国境を越える事ができました！
再びバスに乗ってシェムリアップへ
面倒見の良いトラベルマート社員さんが、バスの待機場所を教えてくれます。
首にかけるカードの裏側にもバスの待機場所が書かれています。
▲首にかけるカードの裏側
▲カンボジア側の町並み
国境の建物を出ると、バスの待機場所まで200mほど歩きます。最初のロータリーの辺りです。正確な場所は下のgoogle mapを参照ください。
▲カンボジア側でのバスの待機場所
バスに乗り込むとすぐにバスが出発しました。
入出国に問題なければ、バスはちゃんと待ってくれます。もし何かの理由で長時間拘束されても、トラベルマート社員がちゃんと見守ってくれているので問題なさそうな感じでした。
バスは国境から3時間ほど走って、16時半頃に無事にシェムリアップに到着しました！
バスはシェムリアップのバンコクカフェ（休業中）前に到着。バスはここにしか止まらないので、シェムリアップ北側に宿をとった人はトゥクトゥクなどで移動する必要があります。
▲バスの到着場所 バンコクカフェ前
まとめ
今回の移動で一番心配していたビザ取得での賄賂要求が全く無かったので、拍子抜けしてしまいました。
トラベルマートを利用したお陰で、非常に楽でスムーズに移動できました。よく考えられた国境越えツアーだと思います。
チェックイン時の脅しに屈しなかったというのが今回のポイントだったという事で、Just do it!
コーヒーでもおごって頂けると嬉しいです
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この記事を書いた人 ： タミオー / Tamioo 旅が人生。なるべくお金を節約し世界の隙間をふらふら生きる。読み手を選ぶ狂気の旅日記本「タミオー日記」の作者。旅マンガも描きます。 タミオー日記 ： www.tamioonews.com 旅マンガ ： インスタ tabi.koma で検索！ ツイッター ： @tamioonews |
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