【2024】ダナンからラオバオ国境　日帰りビザラン情報　バスの乗り方や賄賂などを詳細に解説。

2024年6月、ベトナムのノービザ滞在期限45日をリセット（VISAラン）するため、ダナンからラオバオ（ラオス国境）を往復してきました。

ネットにほとんどビザラン情報が無く、移動や宿探しなどで疲れがたまっていたので、適当に見つけたツアー会社に頼んだのが運の尽き。結果的に何とか日帰りできたのですが、国境でダッシュする事になろうとは。。

でも、情報がほとんど無い中でビザランのバスを探すのはかなり困難だったので、結果的にツアー会社に頼んで正解だったのかも？と今は思っています。

今回のビザランを経験して、お勧めプランを考えました。ダナン〜ラオバオのビザランではツアー会社を通さず、自力で行く方が安上がりでスムーズだという結論です。
　

　

ツアー会社でバスの予約

出発3日前にミーケビーチの宿近くのツアー会社にて、ダナンからラオバオの往復バスを予約した。※ツアー会社の詳細は後述。

ダナン→ラオバオ　6:00発　11:00着　350K（約2160円） ラオバオ→ダナン　13:45発　19:00着　350K（約2160円） 往復　700K（約4320円）

▲料金表

ダナンからビザランをする人が頻繁にいないようで、スタッフは慣れない感じ。。説明が二転三転し一抹の不安を感じながらも、しかも料金も高いと思ったが、他に旅行会社も見つからないのでお願いした。

往復で一人700Kドン（約44320円）手書きのレシートを受け取る。

▲受け取ったレシート

朝5時半（最初は朝6時と言われたが後に訂正）にツアー会社に来るように言われる。
　

ミーケビーチからダナンのバスターミナルへ

ビザラン当日の朝5時半にツアー会社に行く。ツアー会社が手配したタクシーでミーケビーチ近くにあるツアー会社からダナンバスターミナルまで移動した。

自力でバスターミナルに行くなら
おすすめ①　Grabタクシーを使う
Grabタクシーの相場は50K〜150K。バイクだともっと安く行けると思います。ローカルバス16番がミーケビーチからバスターミナルまで行きますが、早朝だったり、ちゃんと来るか分からないので除外した方が良いです。

おすすめ②　バスターミナル近くに宿泊する
早朝移動が面倒な人は、あらかじめバスターミナル近くに宿をとると良いと思います。

▲Bac Nam Motel以外にもgoogle mapで検索すると周辺いくつかホテルが出てきます。

2023年8月にビザランをした方のブログが参考になります。
参考【2023ベトナム縦断編】ダナン〜ラオバオ〈ラオスVisaラン〉①ラオス国境泊
　

バスターミナル到着　ラオバオ行きバスに乗る

ツアー会社のタクシーで移動。25分後にダナンバスターミナルに着いた。

▲ダナンバスターミナル

▲SON DENバス

タクシーがSON DENというバス会社のバスの近くで降ろしてくれた。ツアー会社がバス会社に予め連絡をしておいてくれたお陰で乗務員が気づいてくれて話が早かった。

▲ラオバオ行きSON DENバスの駐車場はFUTAバスの駐車場の対面にあります。

周囲を見渡すと、同じビザラン組だとすぐに分かる軽装の欧米人が何人もいた。彼らは車内でスタッフに料金を払っていた。

▲バスのフロントガラスに予約方法が掲示されていた。Zaloというメッセージアプリを使って予約できるようです。

バスターミナルのチケット売り場でラオバオ行きの売り場を探したが見つからなかったので、当日券で乗るかZaloで予約するかしか方法は無さそうでした。（うちらは探し出せませんでしたが、もしかしたらSON DENのチケット売り場はあるかもしれません。）

できれば乗り場やバスをあらかじめ下見に行った方が良いと思いました。滞在期限ギリギリにビザランをするのは危険かもしれません。

バスは6時半頃出発。

横3列で上下2段の寝台バス。基本的にビザラン外国人組はバス一番後ろの席に押し込められる。うちらはツアー会社に窓側の席をリクエストしていたのでそこに座れたので助かった。

▲車内の様子

▲料金はダナンからラオバオまで片道165Kドンらしい。

正規料金は165Kドン。旅行会社350Kドンの半額以下。。情報料だと思えば仕方がないが、辛いところではありますなあ。。
　

バス移動（ダナン→ラオバオ）　休憩1回

出発して1時間半後の午前8時。フエの近くのガソリンスタンドでトイレ休憩。そこでバスのスタッフは朝食をとっていた。

休憩はこの1回のみで、残りの4時間半はノンストップでラオバオへ。おしっこ近い人はシンドイかも。。

ラオバオ近くでは乗客を降ろすため頻繁に停車。ラオバオに着く頃にはほとんどビザラン組しか残っていませんでした。
　

ラオバオ到着

予定より30分遅れの11時30分にラオバオ着。

▲バスを降りた場所

バスのスタッフに帰りのダナン行きの出発時間を聞いたら「午後1時だ」とさらっと言われ戦慄が走る。

ツアー会社からは「11時にラオバオに着いて、帰りの出発は1時45分なので楽勝よ♪」と言われていたが話が違うではないか！1時間半しか猶予がない！！！

ビザラン慣れしている欧米人グループはバスを降りさっさと国境へ歩き出した。個人的におしっこに行きたかったが断念し、見失わないようにあわててついていく。バイタクのおっちゃんらがワラワラと寄ってくるが、無視して歩く事にする。バイタクの相場は20Kドンだった。

▲バスを降りて国境まで歩く。先を歩く欧米人グループ。

バスを降りた場所から、ベトナム国境の建物まで徒歩15分。時間が無いなら素直にバイタクで行った方が早かった。
ルートhttps://maps.app.goo.gl/bkWbeKbJTUvcAmrR9
　

ベトナム国境（出国）

ベトナム国境建物に到着。建物に入り奥の窓口で出国手続きをする。

▲ベトナム側のイミグレ建物　入国手続きの順路

さて、悪名高き賄賂の要求である。

事前情報によると以下の金額を要求されるらしい。

ベトナム出国スタンプ　50Kドン ラオス出国スタンプ　20Kドン ベトナム入国スタンプ　50Kドン

合計で120Kドン（740円）。本来なら払う必要の無いお金である。この金額を高いと思うか安いと思うか、または全く払う必要が無いと思うかはあなた次第である。

自分らは払わない選択をした。

ベトナム出国手続きカウンターにパスポートを提出するとイミグレ係員からスタンプは1人50Kドンと言われる。

google mapの口コミによると、ここで賄賂を拒否すると係員と押し問答になりスタンプを押してもらえなかったり、1時間ちかく待たされたりと、怖い情報も多かったのだが、、、

出国スタンプをポンと押してパスポートを返してくれた。てっきり賄賂を払わなければ返してくれないのかと思っていたので拍子抜けした。

他の人は最初からパスポートに賄賂を挟んだり、スタンプが押されたパスポートを返してもらった後に賄賂を支払っていたが、自分らはパスポートを笑顔で受け取った後、賄賂は無視で大丈夫だった。係員も負い目があるのか深追いはしない。噂ほど厳しくなくて安心した。

建物を出てさっさとラオス側へ向かう。ぐずぐずできない！

2つの国境の門をくぐり抜け、途中でパスポートチェックを受け、徒歩5分（450m）でラオス国境の建物に着いた。

ルートhttps://maps.app.goo.gl/eZ67vHGH7wMp6Beq7

慌てていたので国境の門の写真を撮り忘れてしまう。慌てるの良くないっすね。
　

ラオス国境（入出国）

▲ラオス側のイミグレ建物　手続きの順路

まず正面真ん中の建物に入り入出国カードを記入する。バスのナンバーとかラオスでの滞在先とか、不明な部分は空白のままで大丈夫だった。

記入が終わったら、日本人はノービザ入国が可能なので、建物から右側に出た所の入国カウンターでパスポートと入出国カードを提出。入国スタンプを押してもらう。

その後、建物の反対側（左側）の出国カウンターでパスポートとカードを提出する。

この時にスタンプ代として20Kドンを要求される。が、スタンプを押してパスポートを先に返してくれる。ベトナム入国時と同じ。笑顔でパスポートを受け取り、賄賂は無視で大丈夫でした。ここでも深追いはされません。

自分たちは、入国カウンターと出国カウンターの場所が良くわからず、右往左往して時間ロスしたのと、タイミング悪く出国カウンターに団体客が並んでしまったため、ここでもかなりの時間ロスをしてしまいました。

ラオスの建物からベトナムの建物までオープンバスがあって、呼び込みされるが有料（10Kドン）だったので却下。時間が迫っていたのでベトナムの建物までダッシュ。もたもたできぬ！オープンバスより早くベトナム国境の建物に戻れた。
　

ベトナム国境（出国）

建物に入り、向かって右側の入国カウンターへ。ここは幸い人が並んでいなかった。

▲ベトナム側のイミグレ建物　出国手続きの順路

ここで3回目の賄賂要求。50Kドンをひらひらさせながら言ってくるが、ここも前と同じで出国スタンプを押してパスポートを返してくれる。

ローカルの人々は真面目に賄賂を払っていたが、笑顔でパスポートだけを受け取り、後は無視で大丈夫でした。深追いはありません。

ベトナム出国チケットなどの提出も必要ありませんでした。

次に荷物を検査機に通して終了です！

この時点で12時45分。

相方は無謀にも走ってバス乗り場に向かおうとしていましたが、結局バイタクを捕まえて3人乗りでラオバオのバス乗り場に午後1時前に転げ込んだ。
　

ラオバオのバス乗り場

バス乗り場の前にダナン行きのバスが停車していた。なんとか間に合った！

バス乗り場の近くにある商店のトイレを借りてすかさず用を足す。危なかった。。人間、危機を感じると意外と我慢できるもんだと思った。

ビザランを終えた人々を乗せ、1時18分にバス出発。乗り込んだ後に気づいたのだが、このバスは行きに乗ってきたバスと違う。しかし同じSON DENという会社だったので、ツアー会社のレシートを見せたら、スタッフが会社へ電話確認してくれ乗車オッケーという事になった。良かった。

一緒に乗ってきた欧米人のうち数名は間に合わなかった。

もし、乗り遅れてしまい後発のダナン行きが無ければ、フエ行きバスが頻発しているので、フエでダナン行きに乗り換えれば、その日の内にダナンに戻ることも可能（だと思います）。
　

ラオバオの宿情報

次の日に戻ってもいいやという人は、ラオバオで一泊しても良いと思います。google mapで調べると、ラオバオの湖の所にいくつかホテルが確認できます。

▲湖近くの宿泊施設（泊まってません）

2023年8月にビザランをした方のブログも参考になります。
参考【2023ベトナム縦断編】ダナン～ラオバオ〈ラオスVisaラン〉②ラオバオ泊
　

ダナンのバスターミナルからミーケビーチへ

バスは来た時と同じ場所（フエ近くのガソリンスタンド）で休憩1回だけしてダナンへ。

午後6時半、ダナンバスターミナルに到着。着いたとたんタクシードライバーに囲まれてしまう。慣れた欧米人グループは無視してさっさとバスターミナルから出ていった。

ミーケビーチ行きのローカルバス16番の最終は午後7時らしく、知っていればぎりぎりローカルバスでミーケビーチ近くの宿まで戻れたかも知れないが、その時はちゃんと調べてなかった。

ダナンのローカルバス路線図　16番を選択すると表示されます。 参考ecobus.danang.gov.vn ※このサイトはベトナム国内でしか表示できません。

Grabタクシーを調べてみたが、ラッシュアワーで150Kドン。高い。。

結局、バイタクのおじさんと交渉し、3人乗り80Kでミーケビーチ近くまで送ってもらった。

▲バイタクでミーケビーチへ向かう

無事に日帰りビザランが完了しました！
　

まとめ

何とかビザランをダナンから日帰りでできたが、もう2度とやりたくないと思うぐらい疲れてしまった。。

特に国境での時間的な余裕の無さは非常にストレスだった。

ツアー会社に頼らず自力で行ったほうが、時間にかなりゆとりがあり、金銭的にもかなり安上がりだと思います。

もしくはダナンからラオバオ行き片道のみを予約して、帰りはフレキシブルにした方が良いと思った。国境でどのぐらい時間をロスするか不明なので、帰りのバスまで予約するのは避けたほうが無難です。
　

今回お願いしたツアー会社

予約した時はミーケビーチまで送り届けてくれるという話だったのに、当日になって突然「帰りはバスターミナルまで」と言われたので、あまりお勧めはできないツアー会社ですが、参考までに情報を掲載しておきます。

CODI SEA Hotel & Travel
217 Hồ Nghinh, Phước Mỹ, Sơn Trà, Đà Nẵng 550000 ベトナム

個人的な総合評価2点
★★☆☆☆

ダナンはツアー会社があまり目立たず、なかなか探せないんですよ。。

このブログ情報が誰かのお役に立てれば幸いです。また、実際にビザランしてみて記事と違うなどの情報があればアップデートしますのでコメント頂けると幸いです。

おわり

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この記事を書いた人 ： タミオー / Tamioo 旅が人生。なるべくお金を節約し世界の隙間をふらふら生きる。読み手を選ぶ狂気の旅日記本「タミオー日記」の作者。旅マンガも描きます。 タミオー日記 ： www.tamioonews.com 旅マンガ ： インスタ tabi.koma で検索！ ツイッター ： @tamioonews

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